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筋肉少女帯『「猫のテブクロ」完全再現+11LIVE』見てきた記録だよ。

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アルバム完全再現ツアー、と銘打たれた今回のライブ、実はぎりぎりまで行こうかどうしようか迷っていた。
ただただ、行くのがだるい、というそういう気持もあったし、他の諸々で頭も手もいっぱいになっており、チケットの先行販売も忘れて一般で買ったため、整理番号もよくないし、手いっぱいなのが続いていたり、体調もそんなによくないことが重なり、このまま、行かず、家にいようか、とぼんやり思っていた土曜日。
(実際昨年一回、バタバタしすぎていて、一枚チケットを無駄にしたこともある)

家にいたところで、ただただ無駄に時間を過ごしてしまうだけだ、ええいままよと恵比寿に降り立ち、開演ぎりぎりに会場に入り、ビールを飲みながらぼんやりとしていたら、流れてきたSEがタチムカウ。それだけで頭を殴られる。

「犬死の僕らタチムカウ」

赤いライトがステージを照らす中、メンバーが出てくる。おい、おいと、声と拳を振りあげるオーディエンス、所定の位置に立って、客席に背を向けるメンバー、人差し指で天を指すおいちゃん、タム回しからのシンバル。
音が流れてきたときに、私はやっぱり来てよかった、と思った。

100%楽しい。筋肉少女帯のライブは、いつもいつも、リアルタイムに100%楽しい。

今回のツアーは、1989年に発売されたアルバム「猫のテブクロ」完全再現+11LIVEツアー。
もちろんリアルタイムで聞いていたわけではないが、筋肉少女帯を好きになってからはもちろん何回も何回も聞いていた。
ありきたりだけど、もし猫を飼ったらテブクロ、という名前にしたいと思っていたくらい。

ただ、再現ツアーとはどういうものなのか、全然想像がつかずにいたのだが、橘高さんとおいちゃんの『俺の罪』が終わった後、カソックのような衣装を着て出てきた大槻ケンヂさんをみて崩れ落ちそうになった。
さっきは、「リアルタイムに今ここがいつも楽しい」と思っていたライブに、昔の感情が入る。
すごく、すごくかっこよかった。
インストで始まり、『これでいいのだ』の頭、オーケンが、拡声器を持っている。
それだけで涙がこぼれたし、はじめて、途中の語りを聞けた。だいすきだったやつだ。過去、過去と今が混じる。

MCで、前前前世から、来来来世でも(そして現現現世にはもちろん)筋肉少女帯はいると、オーディエンスと巡り合う、という話をオーケンはしていた。「他のバンドを追っかけたりしていないでよ」「来来来世の米米クラブとかおいかけていないで」と笑っていたが、わたしはきっと今までも、これからもこのバンドの事をずっとずっと好き。

ツアーファイナルの本日も、アルバムの終わりに、後ろから白いライトがメンバーを照らし、メンバーの輪郭が白く縁どられたときに、あまりにも神々しくてびっくりした。
よくオーケンはMCで「ライブじゃなくてこれはカルトの集会」みたいなことを言うんだけど、半分それが本気に思えてしまうほど、彼らが神様に見えてしまうことも在るし、危ない思想ですけれど、ついていこう、と思うのだ。

そして今日も『これでいいのだ』で泣いた。語りで泣いたのもそうなんだけど、大槻ケンヂさんは優しいと思って泣いた。
それでもわたしたちは「生きていかざるを得ない」し、なにか失敗しても、「何も変わりはしない」と彼は歌う。
好きだ。好きだよ。
こんなに、毎回のライブで声を張り上げて、拳を上げて、首を振って次の日筋肉痛で。感情がものすごい動かされて時々ぼろぼろと泣いたり、でも次の曲ではにこにこしてステージを見ているバンド、そんなにないよ。好きだ。

現現現世で、まだまだおいかけていたいから、私は今日も生きていられる。

感傷的なことを書きましたが、それでは聞いてください。筋肉少女帯で「ペテン」

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