やっと見てきましたよー。一人で!渋谷で!どうもぼっち活動盛んの赤穂です。
りりこに沢尻エリカという配役がぴったりだったと思います。
あの美しさ、傲慢さ、それを一皮むいたところにありそうな脆さ、そして強さ。
原作が好きだったので、正直りりこを沢尻エリカが演じることも、そもそも監督が蜷川実花というところも不安だったのです。が、よかった。
どこがよかったか、と言われると首をかしげるんだけど、(映像美、でもない。各併有の演技、ではないような…)沢尻エリカ、というかりりこが、凄く良かった。
あと個人的には寺島しのぶ演じる羽田ちゃんですね。
漫画原作って、いきなりフィクションの世界がきちんと現実に近くなって、人間臭くなるな、と思うんだけど、この作品はそれがすごく疲れたものになった気がします。
「どうせ漫画でしょ」がうまくいかない。
漫画で読んでた時はそんなに思わなかったんだけど、人間として一番異常なのは羽田ちゃんなのかもな、って思った。自分の美ではなく、りりこの美に固執して、愛情のようなものまで感じてる。
あそこまでされて、インタビューシーンで「りりこさんは本当にきれいで」というのはどっかぶっ壊れてる人間だよなぁと。
ラストシーン近くの羽田ちゃんの笑顔がきれいだった。勝ち誇るような、どっかぶっちぎれてる顔でよかったなぁ。
麻田検事の独白ももにょもにょ、もっと妹のことも丁寧に書いてほしかった、あの高校生はないでしょ、と要望は尽きないのですが、全体的にまとまってよかったと思い、ます。
あとはもう希子ちゃんの透明感と冷たいまなざしでご飯一杯食べられますね!!
その他、幻覚のシーンで青い蝶が出た時にNI・NA・MI・KA!!と思ったのは内緒です。
あとは見た直後のツイート内容。
窪塚と沢尻のガラス張りの部屋の詳細を!はよ!!でも行ったら行ったで日に焼けるから夜しかいたくないとか言い出すんだよね。私。
そして先週末遭遇した、
「沢尻エリカのさー、映画?あれちょーつまんないらしいよ」
「聞いたー、わけわかんないんだってね」
って言いながら表参道を歩く、女子高生の言葉がちょっと面白かった。
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