コミュニケーションとは、アートとはなんなのか。森美術館にて『リー・ミンウェイとその関係展』に行ってきたよ!!

コミュニケーションとは、アートとはなんなのか。森美術館にて『リー・ミンウェイとその関係展』に行ってきたよ!!

相変わらずフラフラしてます!こんにちは!仕事で平日もばたばたしてるのに週末も楽しいことでギューギューな週末アイドルあすな(@asnatch)です!!
うれしい悲鳴ですね!悲鳴を上げすぎて、ブログ書いてませんでした。うん。うん。

さて、だいぶ前なのですが、わたしのマーガレット展に行ったときに森美術館で開催されていた『リー・ミンウェイとその関係展』に行ってきました。
予習なし。まったくリー・ミンウェイのことを把握せず、の展覧会だったんですけど、とてもおもしろかったんです。

展覧会について | リー・ミンウェイとその関係展:参加するアート―見る、話す、贈る、書く、食べる、そして世界とつながる | 森美術館

『見知らぬ他人同士がそれぞれ信頼、親密さ、自己認識などの意味を探ることを目的とした参加型のインスタレーション』というところになんか惹かれてしまったんですよね。

本当に不勉強で、しかも結構前に行ったものなので、以下箇条書きになってしまいますが、興味がある方はぜひ行ったほうがいい。と思います。
この展示の中で特に誰かと何かをする、というインスタレーションではないので、乱暴な言い方をすると、コミュ障でも大丈夫です。

個人的にぐっと来た展示

■石の旅

 リー・ミンウェイが拾った、氷河期を超えた(!)石とそれで型を取って作った、本物そっくりのブロンズ像が2個セットになっているもの。
 これは、所有した人は石とブロンズ像、どちらかを捨てなければいけない、というアート。どっちがいいんだろう。言いも悪いもないけれど、長い時間を超えてきた石と、アーティストが作ったブロンズ像。価値があるのはどっちなんだろう…。所有することはないけれどかなり真剣に考えてしまいました。
 

 ■ひろがる花園

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ふっと出てきた生のガーベラ。しかも周りの人はそのガーベラを展示から引き抜いて持って行っている。どういうことなの?と思って説明を見たら「一本持ち帰ってもいい」と書いてありました、ただ、持ち帰るには約束があって。それは「美術館に来た道とは違う道を通って、そこで出会った知らない人にその花を贈る事」でした。
は、ハードル高い!と思って私は持ち帰れなかったのですが、「ひろがる」ってそう言う事かぁ。と。六本木に点々と広がるガーベラ。自分の勇気がもう少しあったらな。と今思うと残念。

■プロジェクト 手紙をつづる

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このブースに入ることができ、なおかつここに置いてある、封があいている手紙は自由に読むことができ、そして自分でも手紙を残すことができる、という展示。
いろいろな人の手書きの文字、こっそり伝えたかった思いなどを見ることができて、すごく良かった。
中には『こんな僕の手紙を見るなんて、あなたは暇人ですね』というものもあるんだけど、亡くなってしまった家族に向けての、小さな手紙を見て、私はちょっと泣いてしまったのでした。
私も手紙を書いてきました。が、内容は秘密。
読んでる人、いるのかなぁ…。

難しいんだけど。

今回この展示を見て、すごく感じてたのが、アートとはなんなのか、コミュニケーションとはなんなのか、そして、人の生活とはなんなのかっていうのをすごく感じてしまいました。
もしかして、普通に生活して、普通に人とコミュニケーションをとってることも、全然気づかないだけでアートに近いものなのでは(アートではないです…が…)と思ってしまいました。
ただ料理を作っているだけの映像も、砂絵のゲルニカも、なんかすべてが同じまな板の上に乗ってごちゃごちゃに料理されてるみたいなそんな印象を持ちました。

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きっと、行かなかったらこんなことずっと考えなかったんだろうなぁ。と思うので、私はいけてよかった。ほかにもいろいろ楽しい展示がありますので、ぜひ行ってみてほしい。眺めるだけじゃなくて、手に取って、触れて、そしてふふ、と温かい気持ちになる。そんな展示でした。

砂絵のゲルニカ、初日に行ったから崩せなかった。近いうちにもう一回行きたいと思ってるあすなでした!
まったね~(・v・)·.̩₊̣.̩✧*̣̩˚̣̣⁺̣‧.₊̣̇.‧⁺

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