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自己満足だけど、今の自分の気持ちを残しておきたかった。それだけだよ。

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2016年1月17日。新木場Studio Coast、ステージの上で、すきな女の子が笑顔で歌い踊っているのにただ棒立ちで私はそれを見ていた。


Especiaは2015年秋から23本のライブハウスツアー(しかもほぼ土祝日のみ)で全国を回っており、先日、新木場Studio Coastでフルバンドを従えファイナル公演を行った。
全てにおいていいね!!最高!!と思ってしまうオタクにはなりたくないな、と常々思っているのだが、ツアーというのは、何かを成長させるのだろうか、と思うくらいEspeciaのメンバーは全員のコンディションもよくて、私の推しである脇田もなりさんの歌声ものびやかで、メンバーひとりひとりの笑顔も、ステージも輝いていて、あぁEspeciaは本当にいいグループになったな、って感動で涙が出そうになったけど最高に楽しかった。

そもそもが久しぶりのEspecia、ということもある。個人的な話だが、昨年の秋から体調を崩してしまい、しかもそれが長引いて体力がひどく落ちてしまって、狭いスタンディングのライブハウスに行く自信がなく、先述のツアーに私は全然行けなかった。
行けたのは最寄りの神奈川だけ。土日の度にTLに流れてくるペシスト(Especiaのファン)さんが取ってくれた写真を見つめ、感想を読む日々だった。


AMARGAのインストアからEspeciaに通い始めて、途中は本当にこんなに歌もダンスもゆるくて本当に大丈夫なの…?ねぇ…って思ってた。
それが今は、そのAMARGAに収録されている曲、トワイライト・パームビーチ、ラストは花道で全員で輪になり向かい合ってラストのアカペラ。そのまま畳み掛けるようなアビスに眩暈がした。もうそんな大丈夫なの?なんて心配するグループじゃない。
数日前に読んだもなりちゃんのインタビューにあった「海外でもライブが出来るようになったらいいな」という言葉がぐるぐるした。日本でウケなくても、絶対にこれが受け入れられる場所があると思った。こんなにいい音楽と、メンバーのポテンシャルを、わたしなんかが考えるのは烏滸がましいけれどもっと広めていきたい、広めるために私が出来ることはなんなのか、ぼんやりと考えてしまうくらい。

相変わらずMCも少ないまま、7月に出たAviatorで本編が終わり、有志が配布したピンクのサイリウムが振られ、Especia、というコールがおこる。
今迄ワンマンを行ったどの会場よりも広いStudio Coastに広がるピンク色の光。
ステージに向かって振られるその光は綺麗で、アンコールで出て来てくれたメンバーが「エスペシアはぴんくやもんなぁ」という光景で。

新曲を披露したあとに、重大発表ということでマネージャーの清水さんが出てきた。
そこで言われた最初のことは、エスペシアが拠点を東京にうつすということ。今思うと自分勝手だが、わたしはその時とても嬉しかった。近くなる。生誕祭とかいけなかったエスペシアが、近くなる、っていうきもちだけで。
ただ、その次の『東京を拠点にすることに伴い、メンバーが三人卒業する』ということに、言葉がなくなった。
YA・ME・TEという曲があるので、何らかがあった時、やめないで〜!!というコールはお約束なんだけど、本当に、辞める、と発表があった時にがらっと客席の空気が変わった。さっきまで暖かかったフロアの温度が下がった。
発表した時、こらえきれなかったのか、絵莉加ちゃんが腰を折ってお辞儀をするようになってしまって、そんなえりかちゃんにちかちゃんがいつもの調子でさっと触れたのが見えた。

斜め後ろから「ショックだわー」という声が聞こえ、瞬時に振り返ったら男の人ががくりと席にうなだれているのが見えた。ステージに視線を移すも、だれも、動いてるように見えなくて。

その時に、とりあえずわたしは、今の気持ちをどこにも出せず、できたのは、ただ、「エスペシア活動拠点を東京に移すに伴い三人卒業」だけの簡素なツイートで。でも、このツイートをしたときに、手がガタガタと震えてしまって、情けないんだけどものすごく、こんな短い文章を書くのにも時間がかかった。何回も間違えて、指が冷たくなるのを感じて、聞こえてくる「最後の曲です!!」という声にも私の心は全然動かなくて、メンバーが笑顔で、ステージの上で頑張ってるのに、全然体が動かなくて、最後の振り付けだけ、やっとの思いでした。腕が重かった。
ステージから去るメンバーをぼんやりとかすみがかった頭で見ながら、メンバーの顔と、いままでの思い出と、これからどうするの?インタビューの言葉は?って思いが頭の中をぐるぐるしてしまって、ダブルアンコールのために手拍子をしているフロアにいられなかった。
逃げるようにして扉を開け、あ、これゲロ吐くって思ってとりあえず吐きにトイレに行こうとしたら、そこに知っている人がいて、会話をしているんだけどもうどうしていいかわからなくて、全部の言葉が上滑りをしていくような感じで、今何を言っても、全部、本当のことに思えなくて。ものすごい狼狽えた泣き顔を見せてしまい申し訳ないし、恥ずかしい。

ダブルアンコールの前に、メンバーが一人一人、起こったことについてコメントしてくれてるんだけど全然私の頭の中には入ってこないで、殆どのコメントは思い出せない。
ただ、えりかちゃんの活動拠点を東京にするための覚悟をきいて、残酷だ、と、そしてなんとなく、ずっと残酷だと言い続けていて、でも嫌いになれないAKBグループの事を思い出していた。
えりかちゃんはEspeciaの活動と並行して大学に通っており、いま免許を取るために実習等をしていて、それを楽しそうに生メールで報告してくれていた。その大学を休学して、東京に来る覚悟。残酷だ。アイドルは、結局残酷なんだ。あと、ちかちゃんはもしかして結婚するのかなって思った。

Especiaで始めてもらった曲、と言って始めたナイトライダーもぜんぜん楽しめなくて。すごく罪悪感が残った。
最後の曲Twinkle Emotionで客席に降りて、ハイタッチをしてくれたメンバーの手は湿っていて、小さくて、本当に女の子の手だった。いつもの、アイドルの手だった。
もなりちゃんともハイタッチが出来たんだけど、泣きながら「もなりちゃん」て呼んだのが聞こえたかどうかはわからない。泣いてしまっているのが申し訳ないし、でも涙が止まらなくて、どうしたらいいかわからない。それなのに曲もライブも終わってしまって、ぜんぜん、気持ちをどこに寄せていいかわからないまま、そう。終わってしまった。

ライブが終わったあと、やりとりをしているペシストさんと特に具体的になにかについて会話するでもなく(ほんと記憶がない。変なこと言ってたらごめんなさい)握手をした。みんなの手が暖かくてさっきのメンバーの手の温度や柔らかさを思い出して混乱した。
わたしも泣いてたけど、もっと泣いてるひともいて、辛くて、辛くて笑った。
アフターパーティーに出ないわたしはぼんやりとあるき、あんな一本道なのに駅までの道を迷い、ぼんやりとしながら有楽町線に揺られる。

わたしは脇田もなりさんがすきなのか、Especiaがすきなのか、Especiaの脇田もなりさんがすきなのかいままだ、よくわからない。よく、わからなくなってしまっている。
二人になってしまうEspeciaのことはもちろん応援するんだけど、今と同じ熱量で行けるのかが不安で。
あと、脇田もなりちゃんのことは変わらず好きなはずなんだけど、どうなるのかすごく不安で。

いつこの気持ちに終止符が打たれるのかわからない。
ただ、私が好きだったEspeciaは2016年2月末日に終わるのだ。

その日、夫と帰り道の途中で待ち合わせて食事をとるはずだったのだが、あまりにもショックでずっと携帯を握りしめ、気づいたら家の最寄り駅だった。

誰もいない青の狭間から抜け出せない。
自分がどうこうではなく、わたしが願うのは一度でもアイドルを志した女の子たちが全員幸せになりますように。という、それだけでなくてはいけないと思うのに。今回は、そう、うまくいかない。
けど、2月末まで、わたしは、行けるところに行こうと、そうおもってるよ。

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